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私が保育をする上で大切にしている事。

保育について
こんにちは、久しぶりの更新になりました。
東京から北海道に引っ越すことが決まり、とにかくなんだか落ち着けない毎日を送っているちゃぽこです。

保育の価値観て・・?

私は日々保育に入る中で、いろんな疑問が出て来ます。
一年目の先生なら全てが初めての経験なので、「ああ、そう言うものなのか」と受け入れることも多いかもしれないし、逆に疑問を持つ事も多いかも知れません。
経験を重ねている先生は「自分の保育観」が確立されて、信念を持って保育されているかもしれません。
今回私が初心に返ろうと思ったきっかけは、やはり日々の保育が原因でした。
私は今午前中から昼過ぎまでの短い時間ですが、保育補助としてパートで働いています。
フリーなので、各年齢のクラスに入りいろんな子ども達、先生達と関わります。
そこで見えてくる「いろんな保育」
素敵だなぁと思える関わり。
これはどうなんだろう?と感じる関わり。
様々です。
私も保育士になってからそこそこ時間が経っているので、保育士としての「価値観」は育って来たと思います。
でも、その価値観は正しいのか?
ということは常に考えるようにしています。

「完璧な保育士」にはなれなくても「目指す保育士像」はあるはず。

職場にはいろんな先生がいるので、具体的に「〇〇先生」と目標にする先生がいる方もかもしれません。
もし具体的に目標とする先生がいなくても、保育士になろうと思った時に心の中で「こんな保育士になりたい」という理想はあったはずです。
さて、私やあなたはその「こんな先生になりたい」と思った「理想の先生」に近づいているでしょうか。
「これができない」「あれに時間がかかりすぎる」等、私を含め、人を批判するのは簡単です。
自分で自分を批判するのも簡単です。
この批判ほど、自分を陥れてくる厄介なものはありません。
やっとの思いで積み上げて来た経験や自信を根こそぎ奪っていきます。
特に手探りで一生懸命やっている人にとっては、周りからの目は本当にメンタルに響きますよね。
私の経験ですが・・・・。
私が以前勤めていた園に、「素敵な保育をするなぁ」と憧れていた先生がいました。
子ども達からも好かれ、遊びの広げ方も毎回勉強になりました。 

「あの先生のように子ども達も先生も夢中になれる保育をしたい!」と思うのですが、経験も勉強も不足している私は形だけ真似をしてみるものの、子ども達はついてこない・・という当たり前といえば当たり前、やってる本人はひたすら心をえぐられるという地獄のような経験をしました。

結果、元々ない心の余裕がさらになくなり、保育は楽しめない上に、ついて来てくれない子ども達にイライラするわ、先輩にちょっとダメ出しされただけで奈落の底に落とされたようなメンタルになるわ、最悪でした

私がなりたい「保育士」って・・?

どん底を経験した時、「私ってなんで保育士になりたいと思ったんだっけ?」とふと振り返ってみました。
私の場合
「弟の世話が楽しかった」→「子どもが好き」→「子ども達を笑顔にできる保育士になりたい」→「じゃあ、今の自分の関わり方はどうだろう?」→「子どもを笑顔にしたいのに、上手くまとめることばかりに気を取られすぎてる」→「自分の思い通りに行かなくてイライラしてる」

あれ?子どもの気持ちどこ行った?

と気づきました。
私は
「子ども達に沢山笑っていて欲しい。」
「沢山自信をつけて欲しい。」
「子ども達に大好きだよ!と伝えたい」
時間が経って多少形は変われど、その時感じた私の保育士の軸はこういう感じです。
それを思い出しました。
理想と現実の差に愕然とする事も沢山あります。
力不足で悔しい思いをする事も数え切れないほどあります。
でもそんな時こそ、私はちゃんと「子ども達が見えているのか」を意識するようにしました。
どん底にいた時、私は明らかに自分しか見えていませんでした
「なんで自分はできないんだろう」「なんで子ども達はついて来てくれないんだろう」
そんな事ばっかり。
自分が実践する保育の全てにおいて、恥ずかしながら周りの先輩の目が気になって仕方なかったので、子ども達をしっかり見る事ができていませんでした。
当前ですが、子どもとの信頼関係も周りの先生方との信頼関係も
しっかり築けるはずもありません。
発達について理解しようと本を読んでいても、その知識が私の中の「〜ねばならない」を頑固にさせて逆に子どもの自由さを奪っていたかもしれません。
勿論保育や発達についての知識や保育所保育指針を自分に落としこむことも大切です。
でも今は保育をする視点の一つとして
私が理想の保育士だったらどんな関わり方をするだろう?
自分が子どもだったら、先生にどう関わってもらえたら嬉しいだろう?
こんな事をいつも頭の片隅に置いて保育に入るようになりました。
勿論全てが上手くいくことはありませんが、自分から子どもにかける言葉や関わり方は変わってきたと思います。
沢山経験をしていく上で自信を失う事もあるかもしれません。
目の前が真っ暗になる事も一回や二回ではないと思います。
でもそんな時こそ初心を思い出してみてください。
「私はどうして保育士になりたいんだった?」
「保育士になったらどんな先生になりたかった?」
どうしていいのか分からない事もあるかもしれないけれど、
自分の「目指す先生」はどうしていいか分からない自分になんて言葉をかけるでしょうか。
子ども達とどんな関わりをするでしょうか
少しの時間だけで良いので、行き詰まった時に真剣に考えてみてください。
それだけで子ども達や職場の同僚に対する言葉がけ、気持ちが変わってくるはずです。

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